すみだトリフォニーホールにて、立響創立60周年記念公演の締めくくりとなる東京公演が行われました。その模様をレポートします!
さあ、待ちに待った東京演奏旅行です!
楽器とスーツケースを携えての長距離の移動は大変なこともありましたが、それ以上に、いつもと全く違う場所で演奏できるという昂揚感と期待に胸の膨らむ道中でした。
本番前日の朝、京都駅に集合した私たち団員は、新幹線のぞみ号に乗り込み
東京駅を目指します。
東京の気候は、京都よりも暖かく活動しやすいように感じました。
東京到着後の自由時間、思い思いの場所で観光を楽しんだ団員たちは、午後からは法政大学さんに練習室をお借りして練習に励みました。
本番前日という緊張感はもちろんのこと、京都とはどこか違う東京の空気を味わった団員達の練習には、普段以上に熱が入ります…!
ここでの練習でもソリストの直樹さんにご参加頂き、指揮者の阪さんのご指導のもと、密度の濃い時間を過ごすことができました。
練習後は地下鉄を乗り継ぎ、今夜の宿泊場所であるルミエール西葛西へと向かいます。
共に練習に励んできた仲間たちとの夜は、和気あいあいとした楽しいもの
になりました!
いよいよ当日の朝、ホテルで早めの朝食を済ませ、さっそくすみだトリフォニーホールへ向かいます。
東京の町中に位置する立派な外観のホールに、団員たちは胸を弾ませながら入館。
積み下ろしやロビー、ステージのセッティングなど、さっそく、演奏会を運営する準備に入ります。
東京公演は昼公演でしたので、午前中のうちからゲネプロが始まりました。
素晴らしい音響を持つ東京のホールで記念公演をお届けできる喜びを、団員一同噛み締めます…!
これまでの練習の日々を思い返しながら、立響60年の集大成となる最高の演奏を皆さんにお聴かせするべく、私たちは最終調整に入ります。
ゲネプロを終え、いよいよ本番です!!
ドヴォルザークのチェロ協奏曲、チャイコフスキーの交響曲第5番という大曲を、団員一同全力で弾ききりました!
関西公演で一度本番を経験していたこともあり、緊張感の中でも、演奏を楽しむ余裕を持って本番を迎えることができました。
直樹さんのアンコールでは、美しく歌うような極上のチェロの音色を聴かせて頂きました…!
そして、今回の演奏会を語る上で忘れてはならない曲は…
隠しプログラムとしてアンコールに演奏させて頂いた、「ウエストサイドストーリー」です!
ドヴォルザークがチェロ協奏曲を作曲し、チャイコフスキーも演奏のため訪れた地、アメリカ。
アメリカ・ウエストサイドを舞台とした映画音楽であるこの曲を通して、皆さんにアメリカの風をお届けしました! Mambo!!
終演後は、銀座にて、お洒落なレストランで盛大に打ち上げを行いました♪
団員同士だけでなく、ソリストの直樹さんとの交流も深まった、とても楽しい席になりました。
東京で公演を行うにあたりお世話になった大勢の方々に感謝の言葉を述べ、いよいよ、集客数の発表です…!
東京公演では、大学から遠く離れた場所での開催にも関わらず、なんと、1066人もの方々にご来場頂きました!
関西、東京両公演、合計2300人を超える方々に、私たち立響の演奏をお届けできたということ。
何よりも喜ばしい、誇らしい数字を胸に、私たち
立命館大学交響楽団の60周年記念公演は、その幕を下ろすこととなりました。
この他では得難い貴重な経験を糧に、私たち立響は今後も皆さんに素敵な演奏をお届けすべく、より
一層練習に励んでいきます。
この60周年記念公園を開催するにあたり、ご協力頂けた多くの方々
そしてなにより、公演にご来場頂いた方々に、心からの感謝を込めて。
本当にありがとうございました!
東京公演を終えた今、立響の次なる目標は…
もちろん、海外公演です!!